名前 | アンブリゴナイト / Amblygonite |
分類 | 燐酸塩鉱物 |
グループ | アンブリゴナイトグループ |
化学組成 | (Li,Na)Al(PO4)(F,OH) (鉄の方が多い) |
結晶系 | 三斜晶系 |
硬度 | 6 |
比重 | 3.0-3.1 |
屈折率 | 1.60 |
色 | 白、クリーム色、灰色、透明、淡青、淡緑、淡紫、ピンクなど |
光沢 | ガラス光沢 |
劈開 | 完全 |
断口 | 不平坦 |
条痕 | 白 |
アンブリゴナイトは主にリチウムとリン酸塩の豊富なペグマタイトで見つかります。一般的な外観は曹長石に似ています。一般的に劈開性のある塊状で名前はギリシャ語のAmblus Gonia(鈍角度)に因んで命名されたように割ると鋭い角度の面ができます。リチウム、アルミニウム、水素、フッ素、酸素、そしてリンからなり、重い要素はないのですが不思議と比重が高く重い鉱物です。これは構造がコンパクトなせいでしょう。アンブリゴナイトの弗素と水酸基とは自由な比率で入れ替わりますが水酸基が多いと固溶体のモンテブラサイトになります。モンテブラサイトはアンブリゴナイトの産地であるフランスのクルーズのモンテブラで大量に発見されたため独立種となりました。透明な結晶は宝石にもなりますが一般的ではないようです。 |
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