名前 | ジェレメジェバイト エレミヤ石 イェレメイェフ石 ジェレメジェフ石 e Eremeyevite |
分類 | 硼酸塩鉱物 |
グループ | - |
化学組成 | Al6(BO3)5F3 |
結晶系 | 六方晶系 |
硬度 | 7 |
比重 | 3.3 |
屈折率 | 1.64-1.65 |
色 | 無色、青, 水色, 黄色 |
光沢 | ガラス光沢 |
劈開 | なし |
断口 | 貝殻状 |
条痕 | 白 |
原産地 | Soktuj Gora, Adun-Cholon Range, Nerchinsk Gem mines, Nerchinsk, Chitinskaya Oblast', Transbaikalia, Eastern-Siberian Region, Russia |
アルミニウムの硼酸塩鉱物で花崗岩のペグマタイトでよく見つかります。硬度が7で劈開がないことから宝石にもカットされます。最初にジェレメジェバイトが発見されたのは ロシア、ザバイカルのチタ州、ネルチンスク地区の Soktuy山のペグマタイで数センチの無色の結晶が発見されました。次に、1973年にナミビア、エロンゴ州、スバコプマント地区、ケープクロスエリア、マイル72マーカー地点で深い青色の結晶が発見されました。発見の経緯は有名です。その後、タジキスタンのパミール山で1ミリ以下の青色結晶が、ドイツにおいて黄色の結晶が発見されました。さらに現在最も出回っている美しい標本が発見されたのが、ナミビアのアクアマリンなどきれいな鉱物で有名なエロンゴ山で水色の結晶が発見されました。その後モゴックからも少量の透明な結晶が出ています。 英語の発音では「ジェレメエィバイト」と読むのですが日本では「ジェレメジェバイト」と呼ぶことが多いようです。他にエレミヤ石ヤイェレメイェフ石と呼ばれることもあります。やや混乱気味ですが、名前の由来がロシアの鉱物学者「P. V. Jeremejev (1820-1899)」に因んでいることからロシア語の発音イェレメイェフのせいでしょう。 |
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