名前 | オーケン石 / オケナイト / Okenite |
分類 | 珪酸塩鉱物(層状) |
グループ | オケナイト・シリーズ |
化学組成 | CaSi2O4(OH)2-H2O |
結晶系 | 三斜晶系 |
硬度 | 5 <アパタイト> |
比重 | 2.3 |
屈折率 | 半透明ですが細い結晶のため測定が難しい |
色 | 白、無色 |
光沢 | 絹糸光沢/真珠光沢 |
劈開 | 完全 |
断口 | 細い繊維状結晶なので分かりにくい |
条痕 | 白 |
オーケン石は少し変った形状の鉱物です。単一の結晶になることはまれで、多くは細いガラス状の繊維が放射状に伸び、綿のボールのようなクラスターを作ります(コットンボール・クラスターとも呼ばれる)。産業的に利用されることはありませんが、とても、可愛い感じで魅力的な標本です。オケナイトは火山性の小型の晶洞の内側を覆うように密集し、その上にボール上のクラスターを形成します。これらは「オケナイト晶洞」と呼ばれ、玄武岩の産地であるインドのデカン高原から魚眼石、ギロル石、沸石などを伴いきれいな標本が多く出ています。名前はドイツの自然科学者ローレンツ・オケン(1779-1851)に因んでいます。 注意:主に中国から販売されている標本で、色のついたオケナイトは人工的に着色されたものです。 |
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