名前 | パイロルース鉱 / 軟マンガン鉱 Pyrolusite |
分類 | 酸化鉱物 |
グループ | ルチルシリーズ |
化学組成 | MnO2 |
結晶系 | 正方晶系 |
硬度 | 2(塊状) - 4(集合体) - 6(結晶) |
比重 | 5 |
屈折率 | - |
色 | 灰鉛色、黒 |
光沢 | 金属光沢 |
劈開 | 完全<2方向> |
断口 | 貝殻状 |
条痕 | 黒 |
軟マンガン鉱は最も一般的なマンガン鉱物で重要なマンガンの鉱石です。マンガンはスチールなど合金の成分として産業的にも多く利用される鉱物です。軟マンガン鉱は菱マンガン鉱、バラ輝石(ロードナイト)、黒マンガン鉱等のマンガン鉱物が酸化してできたもので、浅い海や沼地、湿地帯などに蓄積されます。 軟マンガン鉱は砂岩などに染込みシダの形の模樹石(しのぶ石)や毛状の結晶集合体や黒い結晶で草地のようなとても美しい形状のほかに黒い土質の塊状になることもあります。とても面白い鉱物です。灰鉛色をした正方晶系のやわらかい鉱物で、ラムスデル鉱は軟マンガン鉱と同じ組成(MnO2)で結晶構造の違う同質異像の鉱物です。同じ構造ではルチル(TiO2)や錫石(SnO2)があり軟マンガン鉱はルチルシリーズのメンバーです。 |
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